
2011年2月15日に、フレーバー・フレグランス学科2年生の卒業制作発表会がありました。司会進行は牧野先生に実施して頂き、牧野先生は元ロッテ中央研究所キャンディ研究部長を歴任され、普段の授業では生徒へキャンディ全般(グミ、ソフトキャンディ、ゼリー)の技術指導を行っているのですが、行事ごとが好きなようで積極的に司会進行をやって下さいました。
まずはフレーバー(食品系)の発表からです。フレーバーは食品に利用されて初めて価値がでるので、香りだけでの評価ではなく、自分の創ったフレーバーをチューインガム、キャンディに応用した商品を発表しました。生徒にはグミやアイス、飲料など任意に自信作を提出させたかったのですが、評価基準を一定にする目的でチューインガムとキャンディに統一することとなりました。

評価はクラスメイトに加え、角田理事長、畑江先生、坂口先生、来賓として大手香料会社出身の高山先生にして頂きました。来賓の高山先生から当学院の専任講師にない視点からの評価を頂くことができ、生徒も大いに勉強になった発表会となりました。
フレグランス(化粧品系)では有名香水のイミテーション作品と、シャンプー用に創作した香料及びそれを応用したシャンプーでの発表会が行われました。
ファインフレグランスである香水は、良し悪しは別として香りだけの評価なので創り易いのですが、シャンプー用は、基剤に大量に配合されている界面活性剤の影響で香りが沈んでしまうので、如何に安価、安定、そして強く良い香りで特徴と拡散力などを表現するのが難しく苦労したようです。

フレグランスの発表では「クリーミー感が足りない」、「幅がない」、「らしさがない」や、「処方の点数が多過ぎる」、「もっと現場を考えた効率的な処方にしなさい」など、フレーバー関係へ就職が決まっている生徒は厳しい評価を受けていました。一方、フレグランスへ就職をする生徒は評価も高く、色の違いがでたように思えます。
発表では各先生方からコメントを頂き、厳しい評価を受けた生徒から、高評価を受けた生徒までいろいろでしたが、2年間という限られた修業年限のなかでの成長は非常に高いもので、就職後の活躍が非常に楽しみであり、先生方も卒業生の開発した商品がヒットすることを楽しみにしたいと感じた発表会でした。